ニセコ春景

札幌市 有村 やすし
平成12年5月
撮影場所:ニセコ町尻別川右岸
 
エゾヤマザクラはシラカバの若葉とよく調和するので、街の公園よりは山腹や渓流沿い
などで見たほうがよい。
北海道の桜の名所では松前のソメイヨシノが有名だが、その他の名所はほとんどが
このエゾヤマザクラである。
日本で一番遅い花見ができることから本州からの観光客も多い。

 

高さ10〜20メートル、太さ60〜100センチになる落葉樹高木。
葉は長さ8〜15センチ、幅4〜8センチで先はとがり、縁にぎざぎざがある。
花は淡紅色で径3〜4センチ、花びらは5枚、5月に開花する。
8月には6〜8ミリの球形で、赤色と紫黒色の実が熟す。